来院された皆様、私吉井治は10年前から作曲家の三枝成彰団長が主宰する六本木男声合唱団
(以下六男)に所属し国内外の様々な場所で歌い続けています。
六男は世界平和と反戦争の立場から第二次世界大戦太平洋戦線の激戦地だった古戦場や戦火のあった都市に赴いて日本人や家族や恋人や母国のために不本意に散っていった方達に鎮魂の歌を捧げてきました。コロナ禍という悪意の無い災厄と戦い続ける医療者をはじめ困難な状況下にある中央区、日本に生きる人々や世界の人々に向けて愛の歌を捧げたいと私達は考えました。
2年前に開成学園の先輩でもある前安永雄玄宗務長に私が直談判し合唱団に歌う機会を与えていただきました。感染拡大などによる二回の延期を経て京都西本願寺の「子ども達の笑顔のため募金」に協力する形でチャリティーコンサート開催が決まりました。
私個人にとって築地本願寺は父吉井恒雄と今年三月末に急逝した弟吉井聡を送り出した特別な場所でもあります。今回歌う「天涯」という作品の中で「なぜ地球は丸いか知っている?別れた人同士がまたいつか何処かで出会えるために神様が地球を丸くしたからだよ」というフレーズがあります。彼らに思いを馳せながら今も続く紛争で苦しむ人たちに平和の思いを伝えたいと思います。
当日は会場準備とリハーサルのためやむを得ず午後を休診とさせていただきます事をお許しください。
院長
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